Estimated time required? 推定所要時間、ですけれども?
電車のなかでこのような表示を見つけました。
Estimated time required.
次の駅まであと何分、の表示です。
Estimated time required. なんだか尻切れトンボの英語、って気がするのは私だけでしょうか?
required のあとに何か続いてくれなくちゃ、なんだか気持ち悪い。何のためにrequired(必要な)なの?
(限られたスペースに表記するのですし、到着時間表示もあるから、意味は分かりますけれどもね。)
電車の中はこれが正解なのかもしれませんが、我々が一般的に使う場合、
英語表現的には所要時間を「estimated time required. ピリオド!」って覚えてしまうと、後々問題が起きそうな予感。
estimated time required to arrive (the station) とするとか。requiredを使うと、その後ろに何か欲しい気がします。
到着見込み時間は、もっと簡単に
estimated time of arrival 「到着予定時間」という表現があります。
見込み時間、ですが
仕事で使うときには、「その作業、どれくらいかかる?(見込み時間を聞きたいとき)」は以下のように使えます。
estimated time to complete (the project, the work) その作業が完了する推定所要時間
” What is your estimate time to complete this work?” 「この仕事どれくらいかかる?」
“Umm, about 1 month.” 「ひと月、くらいでしょうか」
ちなみに、略して
ETC (estimated time to complete)で推定所要時間と略すこともあります。
What is your ETC on this project? このプロジェクトのあなたの推定所要時間は?(このプロジェクト、どのくらいかかりそう?)
“When do you expect this project to be completed?” という意味ですね。
また、上記の到着予定時間もETAと略すことができます。
ETA (Estimated Time of Arrival) 到着見込み時間
ETD (Estimated Time of Departure) 出発見込み時間
” What time is your ETA?” 到着予定時間は何時?
” When is your ETA?” 到着予定時間はいつですか?
のように使えます。
全員がETAを知っているかな~?と不安な場合は、略さずに
“What time will you arrive at the airport (the station)? ” 「空港(駅)に着くのは何時?」
って聞いてあげる方が親切かもしれませんね。