I could help you. お手伝いできますよ(提案、申し出)
中学一年生で習うCan=できる(能力)
Couldはその過去形「できた(能力)」
という認識だけがずっと残っている大人の方がなんと多いことか。
実は他にもこんな意味があるんです。辞書を開くと…
could
「could」は、過去の一般的な能力を表す場合や、許可を表す過去形などの意味を持つ英単語である。
「could」とは・「could」の意味
「could」は助動詞であり、過去の一般的な能力を表す場合や、許可を表す過去形、許可を求める表現、過去の可能性を示す表現、丁寧な依頼や提案、条件節での仮定法過去を表す際に使用される。
Weblio
例えば、表題の「I could help you.」
私はあなたを助けることができた(能力)の意味で使うことは、あまりない気がします。
むしろ辞書の後半にある「丁寧な依頼や提案、条件節での仮定法過去」で
I could help you. = 私がお手伝いしましょうか(丁寧な提案)または 私がお手伝いすることもできますよ(仮定法過去)
映画で英会話サークル内でこんなセリフが出てきました
George: If you need help with them (your children), I could do that.
子供の面倒をみる手伝いが必要なら、俺がやってもいいよ。
Erin Brockovich
主人公のErinが、子供たちのベビーシッターが急に仕事放棄して困っているときに、知り合ったばかりのGeorgeが子供の面倒をみてあげるよ、と提案しているシーン。
canやcould は能力をあらわす「できる」以外にも、依頼や申し出の意味もあることを覚えておくといいですね。
また主語が自分以外になると、例えばYouになると
「あなたは~することもできますよ」(丁寧な提案)にもなる
You could take a train to go there.
そこに行くには、電車でも行けますよ。(電車で行くのはいかがでしょうか)=提案していますね。
主語をWeにすると、一緒に~するのはどう?することもできますよ(丁寧な提案)
We could go to a movie tonight.今夜、 映画に行くこともできるね(映画どう?)
We could try that new Korean restaurant tonight. あの新しい韓国料理屋さんにも行けるね(新しい韓国料理屋さん、どう?)
意外に使える I could ~, You could~, We could~
ぜひ使ってみてください