アメリカの大学　抗議デモで図書館がハイジャック

オレゴン州ポートランド。こんなに小さな町なのに、ダウンタウンでもデモ行進、大学内でもデモ抗議が広がっておりました。

ポートランド州立大学（Portland State University: PSU) では、

もう３日も大学が閉鎖されている模様。

「Free　GAZA」（ガザを解放せよ）

を訴える人たち（PSUの学生だけとは限らない）

こちらのニュース映像の最初の３分だけで、デモ隊が街中で暴れる様子や

PSUのキャンパス内が落書きだらけで、図書館がハイジャックされている様子が分かり、胸が痛いです。

Police clear Portland State library; protesters arrested (youtube.com)

デモ隊の要求ななんだろう？と調べてみると、

「イスラエルが軍事用に使っているボーイング。これを提供しているのは米国。PSUはボーイング社との関係を断つように要求する」

このような新聞記事をみつけました。

Portland State University will pause any connection it has to aircraft manufacturer Boeing, after students and faculty expressed concerns about the company and a protest took place Thursday night near the campus.

The school has no investments in Boeing, but does accept philanthropic gifts, university president Ann Cudd said. For months, students and faculty have been demanding that the school sever any ties with the company, due to its weapons manufacturing divisions and its ties to Israel.

中略

In a March press conference, Cudd said Boeing had invested $150,000 in the school to name a classroom and provides around $28,000 a year for scholarships, according to PSU’s Vanguard newspaper. At that time, Cudd said the university had no plans to change its relationship with Boeing.
OPB – Portland State University pauses connections to Boeing

要約

ポートランド州立大学は、デモ抗議を受けて、ボーイング社との連携を休止する。

大学はボーイング社に投資はしていないが、同社から寄付は受けている。

ボーイング社が製造する製品をイスラエル軍が武器として使用しているのでは、と問題視されていた。

中略

３月の会合では、PSU学長が「ボーイング社から教室の命名権として15万ドル受取り、奨学金として2万8千ドル提供された」と述べている。

その時点では、ボーイング社との関係を変えるつもりはない、と学長は語っていた。