Public Notary とは?(その1)アメリカ大使館で手軽にできます!
多くの方には無縁のものかもしれません、私もその一人でした、あの日までは。
ある日突然、アメリカで持っていたアメリカの銀行Wells Fargoから、
「アメリカ国内に居住していない人間は、すぐにWells Fargoの銀行口座を閉鎖してくれ!」
と手紙が届きました。
「はあ??」
将来、娘がアメリカに来た時に使うだろう、多分大学はアメリカに来るだろう(希望的観測💛)から
この銀行口座は残しておこう。
と決めていました。
実際は、アメリカの大学に入ったものの、Covid19の影響でロックダウンし、
結局日本の大学に復学したので、もうドルは不要といえば不要なのですが。
ということで、もうドルには執着しない。
それよりも、なんだか厄介なので、早く口座を閉じよう。
Wells Fargo銀行のカスタマーサービスに電話。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカのカスタマーサービスは一度電話をかけたら、待たされる!待たされる!
そして、担当者によってはアメリカ国外の事例を全く内容をご存じない方も多いので、
「確認してくるので、このままお待ちを。」と待たされる、待たされる。
電話の記録を見ると、3時間電話をかけっぱなしだったことが2回!
短時間も含めると、何度カスタマーサービスに電話したことか。。。
本当にそのときの担当者によるのよねえ。。。泣
結局、「郵送でClosure of account request formを送れ!」の一点張り。
アメリカの郵送システムほど信頼できないものはありません。
過去に何度紛失したことか。
このオンラインの時代に?このコロナ禍で飛行機便が悪化している状況で?
そして、その用紙にはPublic Notaryとやらをせよ、と
はて?「Public notary」ってなに?
アメリカでは、その辺の銀行やスーパーなど、ここかしこでPublic Notaryは取れるらしい。オンラインでも取れるわよ。
ってなことを言われて。
いったん電話を切る。
そして調べる。Public notaryって何ぞや?ー公証制度、らしい。
公証制度とは?
第2 公証制度について
日本公証人連合会
公証制度
公証制度とは、国民の私的な法律紛争を未然に防ぎ、私的法律関係の明確化、安定化を図ることを目的として、証書の作成等の方法により一定の事項を公証人に証明させる制度です。我が国の公証制度は、ラテン系の公証制度に属しています。
我が国における公証人は、明治19年法律第2号「公証規則」の制定以来、国の公務である公証事務を担ってきました。
ラテン系の公証制度
世界の公証人は、文書の認証、宣誓供述書の作成のみが職務とされているアメリカ型の公証人(Notary Public)と、これに加えて公正証書の作成も公証人の職務権限とされているラテン系の公証人(Notary)とに分かれています。我が国の公証人は、ラテン系公証人に属しています。
日本公証人連合会は、ドイツ、フランス、イタリア、ギリシャ、スペイン、メキシコなどラテン系公証制度の国の公証人会により結成された公証人国際連合(UINL)に加盟しています。
↑この説明を読んでも、実際に何をするのかチンプンカンプンでした。
公証サービスには大きく分けて3つのサービスがあり、1,証書作成、2.証書認証、3.
今回は恐らく「2」と「3」に該当かな?
2.認証の付与
日本公証人連合会
「認証」は、私署証書(作成者の署名又は記名押印のある私文書)について、文書が作成名義人の意思に基づいて作成されたことを公証人が証明するものです。
株式会社や弁護士法人などの「定款」については、公証人の認証が法定要件になっています。
また外国において行使する文書には、公証人の認証を要するのが通常です。
詳しくは、「公証事務」の「私署証書の認証」「外国文認証」「宣誓認証」「定款認証」をご覧ください。
3.確定日付の付与
「確定日付の付与」は、私署証書(作成者の署名又は記名押印のある私文書)に公証人が確定日付印を押捺して、その日にその文書が存在したことを証明するものです。
確定日付については、「公証事務」の「確定日付」をご覧ください。
Wells Fargoの書類に
「Please refer to the U.S. Embassy/ U.S. Consulate for notarization or a legal confirmation of your signature (known as an Apostille Guarantee) from a government agency in your country.」
「あなたの署名をnotarization(公証)するにはアメリカ大使館かアメリカ領事館に問い合わせを。署名の公証はアポスティール条約で決まってるからね。。。等々」
日本には印鑑証明があるけど、アメリカでは「署名」が公式なものとなるから、
公証人の前で「署名」する必要がある、ってことかな?
ほとんど「推測」で進めました(笑)
だってぇ、アポスティール・ギャランディーとか、調べても理解できそうにないから。。。
Googleで、過去に銀行口座を閉鎖する方が書かれたブログを読んでも、京橋の公証役場に行く方が多くて。
7000円+6000円=13,000円くらいかかるらしい。外国語文書を作成するのに、6000円余分にかかる。
なぜ?フォームはすでに銀行のがあるし、日本語の説明文を保持する必要ないし。京橋公証役場はなし。
とにかく、アメリカ大使館ね!大使館なら50ドルでやってくれるわ!(日本円でも支払い可能。7000円だって。)
ってことで、予約をとって大使館にGO!
予約したら、必ずこの「予約票」を印刷して持って行ってください。
アメリカ大使館の最寄り駅で、すでに厳しい警備が敷かれているので(元総理の事件直後でしたので)
大使館前の路上ですでに張り巡らされているバリケードを突破するには、この予約票とパスポートがモノを言います。
っていうか、手にもっていないと入れない勢いでした。
大使館に入ったあとも、この「予約票」を提示する窓口があります。
どうかお忘れなく!
長くなるので、次回に
(その2)アメリカ大使館で警察に足止めされた件と実際のPublic Notaryについて
(その3)日本からアメリカへの書類送付。郵便局のEMSか?FEDEX?DHL?信用できるのは、どれ?費用は?
(その4)まだまだトラブル続き!Wells Fargo口座からWise口座へのオンライントランスファーの記録
を載せる予定です。
今後は、Wiseを使えば外国に銀行口座を持つ必要なくなりそうです。
Wells Fargoをお持ちの方のお役に立てれば幸いです。(非常に少なそうですね。。。笑)